ガン保険は先進医療



ガン保険は先進医療

厚生労働省の発表によれば、日本人の死因のトップは「悪性新生物」いわゆるガンで、亡くなった人の約三割にのぼります(厚生労働省「平成20年人口動態統計(確定数)の概況」)。

 

数ある医療保険の中でも、ガン保険への注目が高いのもうなづけますね。

 

ガン保険が人気を集める理由として、「先進医療」の存在があげられます。

 

先進医療とは、厚生労働省が特別に認めた高度な医療技術のことで、死因一位のガンに関するものが九割になるといわれています。

 

ところが、この先進医療の技術料は、全額自己負担であり、健康保険などの公的な医療保険が適応されないのです。

 

抗ガン剤や化学療法を「自由療法」で対応することも多いようですが、こちらも、公的な医療保険は使えません。

 

こうした理由から、通常の医療保険だけでなく、独立型のガン保険をプラスする人が多いのでしょう。

 

ここで、一般的なガン保険の特徴を簡単に説明しておきましょう。

 

ガン保険とは、ガンで入院・手術をしたときに、給付金が受け取れるもので、入院給付金や手術給付金の支払いに日数や回数の制限がないのが、最大のメリットといえます。

 

ただし、契約日から90日または3か月などの長めの待ち期間があるので注意が必要です。

 

万が一、この期間中にガンと診断されても保障の対象にはなりません。

 

また、保険会社や商品により、悪性新生物の定義が異なる場合があります。

 

契約に際しては、規約をきちんとチェックするようにした方がいいですね。