資料請求の重要なポイント
比較サイトで気になる保険が見つかったら、次は資料請求です。
先にご説明したとおり、現況の保険業法では、違う会社の保険商品を比較することができないため、気になる商品を詳しく比較するためには、資料を請求してパンフレットなどを送付してもらい、自分で比べることになるんです。
ここで気をつけたいのは、医療保険は、あなたの告知内容によって、加入を断られることもある商品なんだということです。
お金を出せば手に入る服や食べ物などとは違う性格のものなのですね。
保険市場では無料で資料請求ができますので、気になるものはすべて送付してもらうと安心です。
さて、パンフレットが届いたら、山積みにしないで、内容をチェックしましょう。
比較サイトを上手に利用するために、日額1万円、支払限度日数は120日、という具合に入院給付金日額と1入院の支払限度日を決めておくといい、という説明をしましたね。
さらに、
・いつまで保障されるか(終身型・定期型)
・いつまで支払うか(一生涯・○歳まで・定期)
・特定の疾病に対する特別な保障はあるか
・先進医療への保障はあるか
などの条件を、パンフレットでチェックしましょう。
これらの条件は、パンフレットの中でも大きなイラストや数字でわかりやすく表現されていることが多いので、きちんと目を通せば、まず、理解できると思います。
一覧表を作って、自分で○×をつけていくのもいいですね。
よく「大事なことほど、小さな字で書いてある」といわれますが、医療保険に関しても、それは同じです。
ついつい目をそむけてしまう1番隅の小さな字、約款。
ここには、契約から保険金・給付金の支払いまで、保険会社とあなたとの大事な約束が書いてあるんです。
中でも、虫眼鏡をつかってでも目を通してほしいのが、
●保険金・給付金の支払い条件
●保険金・給付金が支払われない場合
の2点なんです。
死亡保険金と違い、医療保険の生前給付は、条件が複雑でわかりにくことが多いのです。
あてにして保険料を払い続けてきたのに、いざというときに支払われなかった、などという目にあわないために。
パンフレットを送付された時点で、自分で必ず目を通しておきましょうね。